高齢化社会はますます進んでいます。
「おひとり様の老後」といった言葉もあるほど、高齢化社会の問題は日本の社会において深刻な社会問題となっています。
お年寄りの一人暮らしは寂しいと聞きます。
気楽な面もあるでしょうが、いざ病気になった時に非常にこまるのです。
家族が離れて住んでいたり、事情があって一人で住んでいたりしています。
そんなお年寄りや、またそういった事情でないお年寄りでも、介護を頼む人は増えています。
これは介護保険が制定されてから、年々増え続けています。
安く頼めるといったことが一番の人気の理由です。
現在では、年齢や性別を問わず、介護ヘルパーの資格を目指す人が増えているのです。
では介護ヘルパーを目指している人たちの年齢層はいくつなのでしょうか。
データとしては、介護ヘルパーの2級講習過程を修了した方たちの年齢層は、大変幅広く10代から60代までだそうです。
そして介護ヘルパーの資格を取得し、生かそうとしている人の多くは主婦ということです。
この資格を仕事のために取得している人は、40代に多いそうです。
20代から40代の介護ヘルパーの修了者は、全体の7割を占めているとのことです。
やはり子育ての合間にパートへ出る感覚で、手に職をつけるような、そんな気分で資格を取得するのだと思います。
しかしヘルパーの場合、パートかアルバイト形態の非正規社員になる傾向にあるので、折角資格を取得しても、お金の面では苦労すると思います。
非常勤ではホームヘルパーの時給が1339円と全産業の1041円より高い傾向にあります。
但しホームヘルパーの場合、平均労働時間が短いので1カ月あたり約8万2千円。
全産業は約9万2千円なのでやはり低い傾向にあります。
※1日の平均労働時間(3.8時間)月平均労働日数(16.1日)
介護を頼む家族の人もヘルパーはできれば女性の人にやってもらいたいと考えている人がほとんどなので、男性の需要が少ない傾向にあったようですが、最近は実際に訪問して断られるのは性別よりも仕事ぶりに問題がある場合がほとんどです。
男性ヘルパーはおおむね好評みたいです。
将来的に介護福祉士になる人も多いと思いますので、給料は安いですが5年間辛抱して介護福祉士を目指すといいでしょう。